室外機は部屋の空気の循環を助けているため、洗浄をするとで効率的にエアコンが作動し、節電につながります。
節電対策として室外機をきれいに保ち、日光が当たる場合は日除けをするのが効果的です。
今回の記事では、室外機を洗浄するタイミングや、室外機の働き、洗浄方法と節電対策をまとめました。
目次
エアコンの室外機の洗浄が必要かを判断するためには、次の2つのサインを探します。
● 室外機が汚れていないか
● 音がうるさくないか
室外機はマンションやアパートのベランダ、戸建て住宅の庭など、普段あまり気を配らない場所に設置されている場合が多いので、定期的に確認しましょう。
室外機の外側に砂ぼこりの汚れがたまっているだけでも機能が低下しやすく、エアコンの効きづらさにつながります。
熱交換器やファンに汚れがたまり、大きな音がする場合も故障の原因になるので要注意です。
年に1・2回、春と秋に掃除を心掛けておくと、エアコンが必要な夏と冬にはきれいな室外機で快適にエアコンが使用できます。
エアコンの室外機には2つの働きがあります。
2つの働きが機能して初めて、エアコンが効率的に作動します。
室外機は室内の熱をコントロールしているのです。
熱のコントロールには外気温の温度や、室外機の状態が関係します。
エアコンの効きが悪いと感じたら、室外機の環境を見直す必要があります。
基本的な室外機の働きを把握して、何が室外機にとって効率的な環境なのか確認しましょう。
室外機は室内機とパイプでつながっており、冷房が作動すると室内の熱を外へ逃がします。
冷やされた空気は再び室内へ戻されます。
室内機が熱の取り込み・冷却を行い、室外機が取り込まれた熱の放出をします。
この2つのサイクルによって、室内の空気の熱だけが室外へと放出されるのです。
室内機と室外機で熱を行き来させ、温度調節をするのがエアコンの基本的な仕組みなので理解しておきましょう。
エアコンで暖房を入れると、室外機に熱をため、室内機に送ります。
室外機が効率的に働けば、それだけ少ないエネルギーで熱をためられるのです。
エアコンの室内機と室外機は、空気のやり取りはしておらず、あくまで熱のみを送りあっています。
室内の温度に直結する熱を送りあっているので、エアコンの電力の90%は室外機の働きで消費されます。
室外機を清潔に保ち、効果的に働けるようにするのが節電につながる理由です。
寒い時期に久しぶりにエアコンをつけるとすぐに作動しない場合があります。
室外機は使っていないと冷気がたまりやすく、熱交換器に霜がつきます。
冬にエアコンをつけて稼働しない場合、まず熱交換器の霜を溶かしている場合があります。
この「霜取り運転」の作業を減らしたい場合は、設定温度を低めにするなど、室内の気温と外の気温の差が大きくならないよう配慮しましょう。
室外機は自分で洗浄できます。
ただし、本格的に分解して洗浄する場合はプロに頼みましょう。
自分で行うのはあくまで目に見える汚れを取り除く場合や簡単に取り外せる部品の洗浄に限ります。
目安として。次の部位は自分で掃除が可能です。
● 外のカバー
● 熱交換器
● プロペラファン・ファンモーター
● 正面の吹き出しグリル(フィルター)
● ドレンホース
洗浄をしようとして壊してしまったら本末転倒です。
室外機への細やかな配慮を忘れずに洗浄作業をしましょう。
室外機の洗浄には次の物が必要です。
● 歯ブラシ
● 掃除機
● 掃除機に付属しているブラシ
● ほうき
● 雑巾・使い古しの布
どれも一般的な家庭にある物です。
道具の使い方に気を付けましょう。
手順通りにやればいいわけではなく、丁寧に作業をする必要があります。
細かなパーツのつまりを無理に取ろうとすれば、パーツを傷つけてしまいます。
手順を紹介しますので、順を追ってパーツを優しく扱う心構えをしておきましょう。
室外機の外側をきれいにします。
外カバーをほうきで掃いたら、室外機の裏やまわりのゴミもほうきで汚れを取り除きます。
室外機はまわりにたまったどろや砂、落ち葉などのゴミで働きが低下してしまうのです。
掃き掃除のあとは雑巾や布で拭きましょう。
室外機の横か裏側には薄い金属板がついています。
フィンと呼ばれ、室内の温度調節に重要な役割を果たしている部品です。
目が細かいので、掃除機に付属しているブラシを使い、目につまった汚れを吸い取りましょう。
デリケートな部品なので慎重に作業します。
水抜き穴はドレンホースとも呼ばれ、室外機の底や下部についています。
結露の水を外に排出するホースです。
ドレンホースがつまると故障の原因になります。
歯ブラシを使い、汚れをかき出しましょう。
奥につまった汚れは柄の長いブラシを使うと便利です。
ホースの中に虫が住みつく場合もあるので、苦手な方はドレンホースとの距離を保ち、慌てず作業できるよう工夫しましょう。
金属板やドレンホースの掃除が終わったら、改めて室外機の周辺をきれいに掃除します。
頑固な汚れは水で流しても構いませんが、豪雨のときのような水を勢いよくかけてしまうと室外機の故障につながります。
室外機周辺の掃除は、いつ・どのタイミングで掃除をするか決めて習慣にしましょう。
ほうきや雑巾を室外機のそばに置いておくと掃除のハードルが下がります。
普段から掃除を心掛けて室外機をきれいに保ちましょう。
室外機でできるエアコンの節電対策は次の2つです。
● 室外機をきれいに保つ
● 日除けを用い、室外機に直接日光が当たらないようにする
ベランダや庭に設置してある室外機には直射日光が当たる場合があります。
室外機そのものの温度が上がってしまうと効率的な働きができす、多くのエネルギーが必要です。
日除けを設置する場所がない場合でも、棚のような枠組みで日除けを設置できる商品がホームセンターなどで売られています。
夏や冬に電気代が家計の負担にならないためにも、日除けを取り入れてはいかがでしょうか。
エアコンの室外機の役割や、掃除をするにはどのように取り組めばよいか再確認しました。
日常的に目にする装置ですが、改めて調べてみると意外な役割や掃除方法が見つかったのではないでしょうか。
私たちの生活を快適な温度に保つエアコンに、室外機の働きは不可欠です。
ぜひ日々の掃除の習慣に室外機の掃除も組み込んで、節電につなげ、効率的に働いてもらう工夫をしましょう。
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