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お役立ちコラム

2022/03/17
伐採と伐木の違いとは?作業内容・目的・使用する道具などをチェック

林業や土木業界でよく耳にする「伐採」と「伐木」ですが、2つの言葉の意味の違いはご存知ですか?
同じ「伐」という漢字が用いられているため、同じ意味に捉えられがちですが、厳密には少し異なります。
伐採や伐木のほかにも、似たような言葉として「伐開」「剪定」「伐根」などもありますが、これらの違いを述べるのはなかなか難しいものです。

そこで今回は、林業や土木業界に携わる人が知っておきたい「伐採」と「伐木」の違いを説明します。

伐採と伐木の違いとは?作業内容・目的・使用する道具などをチェック

伐採と伐木の違いとは?伐採の種類についても解説します

まず、主題となる伐採と伐木の違いについて、見ていきましょう。
伐採にはいくつかの種類があるため、それぞれの作業内容についても紹介します。

伐採とは木を切ること

伐採(ばっさい)とは、森の中などで「樹木を切り倒すこと」を意味します。
木材の確保が主な目的とされており、切った木は建材などとして売買されます。
単純に木を切ることを言うのであれば、伐採を使って問題ありません。

ただし、専門業においては言葉の使い方が異なる場合もあるので注意が必要です。
造園業や土木業においての伐採は、一般的な認識と同じく木を切る作業を指しています。
一方、林業においての伐採は、人工林に植えて育てた木を切る作業を指します。

伐木は資格や試験などで用いられる

結論から言うと、伐木(ばつぼく)も伐採と同じで、樹木を切り倒すことを意味します。
しかし、伐木は一般的に口語として用いられることは少なく、主に林業における資格取得や特別教育の際の参考書で使われています。

例えば、チェーンソー等を用いて業務に従事する場合に必要な特別教育「伐木等業務特別教育講習会」などの名称で用いられています。

伐採には主伐・間伐・除伐・択伐がある

一言で伐採と言っても、林業においては、目的によってさらに4種類に分けられています。

1.主伐

木材を収穫する目的の伐採を意味します。
樹齢40~60年程度を過ぎた樹木を切る時に用いられる言葉です。
ただし、近頃は意図的に収穫時期を延ばして、100年経ってから主伐するケースも見られます。

2.間伐

樹齢20~30年程度の樹木を切る時に使用する言葉です。
主伐との大きな違いは伐採の目的にあり、間伐は木を間引いて森林環境を守るために行われます。

3.除伐

他の木の成長の妨げになる木を取り除くための伐採を指します。
比較的樹齢が若く、育ちが悪い樹木が対象になることが多いです。

4.択伐

ある程度成長した樹木を、一定の範囲内(30%程度)ですべて切り倒すことを指します。
皆伐と呼ばれることもあります。
主伐の一種とされており、伐採した跡地に新しい苗を植えて森林の更新が行われるケースも多いです。

伐採の作業内容や使用する道具をチェック

伐採の作業でもっとも大切なのは作業員の安全確保です。

特に、大きく成長した木を伐採する際は、力のいる作業となります。
択伐など大規模な伐採となると、重機が必要になることもあるでしょう。

ここでは、伐採の作業内容や使用する道具を順に見ていきましょう。

伐採に必要な道具一覧

基本的な伐採の作業で必要な道具は、以下になります。

≪作業員の安全確保≫
・ヘルメット
・軍手
・ゴーグル
・防護ズボン
・安全靴

≪木の根っこを掘り出す≫
・スコップ
・シャベル

≪木を切る≫
・のこぎり
・チェーンソー

≪木を倒す方向を調整する≫
・ロープ
・パワーウィンチ

このほか、高い樹木に昇る際には、はしごやランヤード(命綱)、リギングロープなどが必要となります。

また、択伐など広範囲の伐採を行う場合、重機や大型車両を必要とすることもあります。
例えば、林業用の集材重機であるフォワーダ、木材を吊り上げて運搬するラフタークレーンなどが挙げられます。

伐採の作業内容とは?手順を5ステップで解説

1.障害物や風向などを考慮し、木を倒す方向を決めます。
伐倒方向が決まったら、木にロープを結んで倒す方向に張っていきます。

2.木の重心を伐倒方向に傾けるため、刃物で切り込みを入れます(受け口をつくる)。
※受け口のサイズは木の直径の4分の1程度が目安です。

3.木が倒れやすくするため、受け口の反対側に水平の切り込みを入れます(追い口をつくる)。
樹木が倒れ始めたら、下敷きにならないよう注意しながら退避を行いましょう。

4.木が倒れたら根を掘り出します。
周辺の土を掘り起こし、切り株と木の根を切り離します。

5.伐採した木を各自治体のルールに従って処分します。
建築業において、伐採した木は産業廃棄物扱いになります。

伐開・剪定・伐根などの作業内容は?

伐採や伐木と混同されやすい、伐開・伐根・剪定の作業についても知っておきましょう。

まず、「伐開」とは、建築工事などを行う土地に生えている雑草や木の根を取り除くことです。
雑草の除去には刈払機(草刈り機)、木の伐採にはチェーンソーなどが用いられます。
土を掘り、木の根ごと切り株を除去する「伐根」の作業を同時に行うケースが多く見られます。

剪定とは、樹木の見映えをよくするため、枝を切る作業のことです。
木を害虫や病気から守り、健全な発育を促す目的でも行われます。
作業に必要な道具は、剪定ばさみやのこぎり、植木ばさみなどです。

以上のように、伐開・伐根・剪定と、伐採や伐木とでは作業の内容が全く異なります。

まとめ

今回は「伐採」と「伐木」の違いや、それぞれの目的・作業内容について説明しました。
伐採をはじめ、木を切る作業は専門的な技術を必要とするため、個人で行うのは難しいでしょう。
大きな木を切り倒すとなると危険が伴いますし、事前にしっかりと打ち合わせを行い、事故のないように作業を進めていかなければなりません。

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伐採などでお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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